2012年10月22日

パーソナルカラー診断の結果を多く混乱させる一因は

「カラー@鹿児島」は、鹿児島のカラー、カラーデザイン、パーソナルカラー、色彩心理、環境色彩のリアルタイムな情報と話題をお届けします。

「パーソナルカラー診断は、よりベストな診断をする為、環境と色調などを整えた部屋で行います」
…と、インターネットでよく検索されるカラーリストさんのホームページの情報です。
鹿児島ではありません、ご安心下さい(でも同じような状況を鹿児島でも拝見したことがあります)。

その適切な環境として使用する照明を具体的に
「演色改善形蛍光ランプとクリプトン電球の併用…」
と記述してありますが、これは全くのパーソナルカラー診断方法自体の誤解があるようです。
個人的な判断で「蛍光灯と白熱電球(クリプトン電球)を組み合わせたら…」とお考えのようですが、残念ながら何も根拠が無く、個人的なセッティングになっているようです。

照明の要素は、光束、光度、照度、輝度に加えて、我々パーソナルカラーリストの様にシビアに色を判定する仕事には、もっと高次元の他のいくつかの要素が求められます。
このことは照明計画に携わられる光の専門家におたずねすれば一目瞭然です。

少なくとも色彩学の基本が出来ていらっしゃれば、このような乱暴な照明環境は選択枝に無かったでしょう(最新の色彩学の文献では光学の基礎についてしっかり述べられています)。

これまではともかく、これからの次世代を担うカラーリストは、まず光からしっかり基本を学ぶべきでしょう。
根拠の無い光源の選択も、一つはパーソナルカラー診断結果を混乱させている大きな一因と我々イルドクルールでは早くから分析しています。



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