2012年01月25日

JR鹿児島中央駅周辺開発の問題



JR鹿児島中央駅前に建設中の西鉄のホテルのパンフレットを手にしました。
「眺望」も大きなセールスポイントの一つ、建物は14階建てです。

過日の西鹿児島駅をご存知の方はおわかりでしょうが、駅に降り立ち、改札を出ると正面に雄大な桜島が見え、初めて来る来訪者には強烈な印象を与えるものでした。

しかし、現在はどうでしょう。
まるで、屏風か何かの様に、駅前には高いビルが壁の様に立ちはだかり、鹿児島の全景のかけらさえ見えません。
桜島を見るためには、海釣り公園あたりの岸壁に行かなければならなくなりました。
しかも、肝心の県警/県庁庁舎も桜島の真ん前に移転、桜島の眺望を独り占めする格好です。

これは偏に、自治体の鹿児島と言う「町」をデザインできていない事に原因がありそうです。
街のグランドデザインは、当然自治体と民間の二人三脚。
しかし、高さや容積等の建築基準や、街の条例を設けることは急務。
逆に、自治体が「活性化」を良い事に、開発大歓迎の旗を振る姿勢は疑問を感じます。

おそらくは、景観室の諸機関や専門学会のアドバイザーも鹿児島においでの筈なのですが、何故にこうも無計画にJR鹿児島中央駅界隈の開発が行われているのかこれも残念でなりません。
そう言えば、JR新熊本駅も惨憺たる状況です。
まさに、新幹線全線開通に踊らされた構図です。

すでに全国的には、景観を維持したり、街の魅力を維持するために、景観条例を徹底する街が当たり前になっている事を考えると、その温度差はかなりありそうです。

鹿児島は鹿児島の魅力を伝えられなければ、観光立県は実現しません。
もう手遅れかもしれませんが、自治体の景観室の奮起を期待します。



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