色彩心理と橋の色

kazuworks

2008年08月17日 01:13

この時季にふさわしい話題かどうか迷うが、在九州のTV局の制作の番組中、熊本県内のある橋を「自殺の名所」「心霊スポット」と、紹介していた。他にも鹿児島との県境の「有名なトンネル」とかで、デジカメで撮影しまくる取材内容には、さぞさまよえる霊も迷惑だっただろう。

いわゆる納涼企画というモノだが、その紹介された橋が元々「赤」だったものを、(自殺志願者を)刺激しないように「緑」に塗り替えたと言う経緯に興味を持った。
多くが夜間に行動に及ぶ事を考えれば、効果は多くは望めないが、何らかの抑止力に「色」がはたらいてくれることを望む。

ただ、この色の選択に当方の色彩心理のエキスパートに意見を求めると「緑より効果的な色もある」という事だ。もちろん、緑が悪いと言うわけではない。
このようなケースでは、自治体の担当者も「どこにたずねて良いのかわからない」と言うのが現実であろう。
我々カラーコンサルタントも、告知不足、情報発信不足と反省する。
もっと、色彩心理を積極的に広く知ってもらわなくては…

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