屋外のイベントで不可能なカラー診断

kazuworks

2009年10月29日 21:57



鹿児島だけでなく九州全県で、何度か屋外のイベントで「カラー診断を」と要請いただきますが、イルドクルールでは、おいでになるお客様に精度の高いカラー診断ができないとの理由でお断りしています。

ご存知の様に、屋外、テント内等でのカラー診断はその採光を屋外の太陽光100%で行うことが条件になります。
ご存知の様に、太陽光は日の出から日没まで一時もその色光の色を一定にしてくれません。
色温度(色光の色を絶対温度で表したもの)に換算すると、実に1,800k(ケルビン)〜7,000k以上まで推移し、しかも、太陽が雲で隠れたり、また曇天、雨天で全くその環境光は一変します。つまり、黄みを帯びていた太陽光も、一瞬で青い光に変化するのです。
このことは、パーソナルカラー診断には実に致命的な事です。

色を正しく見たり、色を吟味するためには、環境光が一番重要であることは色彩学の上でも定説。いくら高度なカラー診断のスキルがあっても、環境光の条件が悪い中では誠意ある診断はできません。色を測るハイテクな測色器でも、環境光を一定にしないと計測できないのです。

いささか理屈っぽくなりましたが、すべてはお客様のため戸外でのカラー診断をお断り押している失礼お許し願うとともに、ぜひご理解下さいませ。

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