皆さんの地域の環境に調和する色を提案できます

kazuworks

2010年02月06日 16:00

カラーコンサルタントの仕事も色々ありますが、近年は商店街や地域で、「環境や景観に調和する色」を調査して提案差し上げる仕事の需要が増えています。

これは主観ではなく、客観的なデータにお住まいの方々の意識調査も加味して提案することになります。地域に密着して、長い時間と労力のかかる慎重な作業が求められます。

以前、ある鹿児島の商店街様が国内有数のコンサルタントに依頼してアーケードの色彩を決められましたが、どう考えてもその地域の個性にマッチしない寒々しい色彩で今も違和感があります。
東京から数人で短期でやって来て調査してすぐ調査結果が出るほど、内容は単純ではないのです。

また、他に鹿児島の色を調査され、その結論として「鹿児島のカラーは黒」と定義付けられた方もいらっしゃいましたが、実際鹿児島にお住まいの方に聞いても「生活の中に黒は無い」と多方面できっぱりおっしゃいました。
既成概念は往々にして障害となる物で、黒薩摩、黒豚、黒酢、黒砂糖…と主観的なイメージが先行したおそれもあります。

21世紀的な地域の色の提案は、お住まいの方々の声に耳を傾け、文化歴史、そして物理的な背景を調査し、押しつけでない、地域の方々に肯定される調和する色を探してさしあげることと考えます。

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