2012年01月29日

カラーの仕事と紙の知識

カラーの仕事と紙の知識

鹿児島でカラーコンサルタントの仕事をしていて時々思う事ですが、一般的なカラーリストさんたちが配布しておられる資料が色に問題が多いことがあります。

また、実際カラーリストさんのおっしゃることも
「配布資料のプリントが思い通りの色が出ない」
「ちゃんと数値で色指定しても色がちがう」

等々のご不満が多数を占めます。
とりあえず、2つの要因が考えられます(本当はもちろん多岐な要因がありますが)。

まず1つ目に
お使いのパソコンの色が正確でない

当然、モニターで見ている色自体がおかしいわけですから、色見本を参照に数値で出力しても色は異なりますね。

そして2つめに
紙が適していない

汎用のコピーペーパーを出力用に使えば、当然結果は予想の通り、思わしくありません。
場合によっては、資料を作る時点から、コート紙なのか、マット紙なのか設定が必要です。モニターも紙に合わせてチューニングします。
少なくとも当方は、一番印刷する紙に神経を使います。
いくらデータが正しくても、紙が不適な紙なら結果は目に見えています。
なので、外部発注かける場合も、紙は扱える紙をすべて吟味して選んでいます。
ここが一番、データの吐き出し口、結果が左右されるのです。
カラーリストさんにあっては、しっかり紙をまず知る所からでしょうか。

そして世界標準の色、PANTONE(R)を上手に活用する事です。
※画像はPANTONE(R)の新しいPlusシリーズ。
こちらはCMYKガイドです、イルドクルールではPANTONE(R)の全製品を取り扱っています。
★色見本はパーマネント/永久ではありません。一定年ごとの買い替えが必要です。また色も廃色になったり、新色も加わります。「指定の色が無い!」と慌てる前に色見本の更新ですよ。


Posted by kazuworks at 16:05│Comments(0)
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